電子メール~制限事項

1. SMTP利用制限

SMTP AuthenticationによるSMTP利用制限を行なっています。認証に使用するユーザー名とパスワードはサイト管理者、またはメールユーザーのユーザー名とパスワードです。
認証方式はAUTH-LOGIN・PLAIN・CRAM-MD5に対応しています。

利用制限にかかった場合、サーバーは次のエラーを返して配送を拒否します。

553 sorry, that domain isn't in my list of allowed rcpthosts (#5.7.1)

SMTP Authenticationを利用してメールを送信する際に、差出人のメールアドレスにはメール・Webスタンダードサービスのサーバーに設定しているドメイン以外は利用できません。
この制限の対象となった場合、サーバーは次のエラーを返して配送を拒否します。
503 not your domain (#5.5.1)

2. メールサイズの制限

1通の容量が20MBを超えるメールは配送できません。
お客様が20MB以上のメールを送信した場合、送信時に送信元のメールクライアントにエラーメールが返信されます。
お客様宛てに20MB以上のメールが送られてきた場合、送信元にサーバーからエラーメールが返送されます。このときお客様にエラーメールは届きません。

メールサイズ制限の対象となった場合、メールクライアントやエラーメールには次のエラーメッセージが表示されます。

552 sorry, that message size exceeds my databytes limit (#5.3.4)

添付ファイルのエンコード方式によっては、添付ファイルのサイズが制限値以内の場合でもこのメールサイズの制限にかかる場合があります。
圧縮前のデータサイズが100MB以上の添付ファイルは、圧縮後のデータサイズが20MB以下であっても、送信できません。
サイズの大きなメールを送受信する場合は、分割送信機能のあるメールクライアントで1通あたりの容量が少なくなるように分割して送受信してください。

3. メール配送制限

一定時間内にひとつのサーバーIPアドレスにおけるメールの送信数または受信数が本サービスで定めた制限値を超えると、メール配送(送信/受信)が一定時間できなくなります。

メール配送制限にかかった場合、メールクライアントやエラーメールには次のエラーメッセージが表示されます。

423 sorry, that message exceeds my limit
メールの大量送信によりサーバー高負荷を誘発させるサーバーIPアドレスについて、メールユーザーのクラックによる迷惑メール送信防止および、システム保護の観点から配送制限をかける場合があります。配送制限を実施した場合、テクニカルサポートよりご連絡させていただき、大量送信が停止されたことを確認したうえで配送制限の解除を行います。

4. メールユーザー認証失敗時の利用制限

外部からの不正アクセスにより、お客様のパスワードを解読されるなど、悪意ある行為を防ぐための機能を搭載しています。メールの送受信時において、ユーザー認証失敗が短時間に繰り返された場合、サーバーへのアクセスを一時的に遮断します。

5. メール送信/受信の安定運用の目安

所定時間内にメールの送信数と受信数の合計値がしきい値を超えると、メール配送動作 (送信/受信)が一時的に停止する場合があります。安定運用の目安は次のとおりです。

50通/分(お客様単位)

安定運用の目安を超えた場合、メールの安定運用に支障をきたす場合があります。
SMTP/SUBMISSION同時接続数は、それぞれサーバー全体で70/50となります。
これらの値は運用状況によって変更される場合があります。

6. POP/IMAP接続の安定運用の目安

POP/IMAP同時接続数は、サーバー全体で1,024となります。
これらの値は運用状況によって変更される場合があります。