サービス仕様~サービスの概要

1. 提供するサービスの機能

メール・Webスタンダードサービスでは以下の機能を提供します。

  • メール
  • メーリングリスト
  • Web
  • FTP

いずれの機能も、お客様の独自ドメインを使用できます。

2. サーバーの仕様

メール・WebスタンダードサービスではPING遮断の設定を行なっております。
サーバーの文字コードはUTF-8です。

3. ドメイン

サーバー領域には 専用のドメイン が設定できます。
お客様の独自ドメインを使うこともできますが、メールプレミアムサービスと同じドメインはサーバーへ設定できません。

例)お客様ドメイン sample.com
  メールプレミアムサービスで利用するドメイン(メール用ドメイン):example.com
  メール・Webスタンダードサービスで利用するドメイン(Web用ドメイン):www.example.com

DNSの設定によって、ご利用のドメイン”http://www.example.com”とは異なるドメインhttp://sample.comでWebサーバーをご利用できます。

4. check domain resolver

メール・Webスタンダードサービスではサーバー開通後、check domain resolver機能が動作します。
check domain resolver機能とは、メール・Webスタンダードサービスで設定したドメインのDNSにおいて、AレコードまたはMXレコードがメール・Webスタンダードサービスに向いていることを確認する機能です。

  • ご契約直後はメールの受信ができません。
  • DNS設定がされてから最大60分程度メール受信ができません。その間メールが到達してもRejectされます。

5. IPアドレス

1契約につきひとつの固定IPアドレス をご利用になれます。

6. ハードウェア

サーバー向けに設計されたIAサーバーを使用しています。データストレージはRAID6相当構成になっており、万が一、2台のハードディスクが故障してしまった場合でもお客様のデータは保護されます。
サービス提供側で一定期間ごとに別サーバーへのバックアップを実施しておりますが、ハードウェア故障やサーバーソフトウェア障害用のバックアップとなり、これら以外の原因によるデータの復旧はできません。
お客様のオペレーションによる意図しないデータ消失のリスクに対しては、バックアップオプションのご契約をお勧めいたします。

7. ソフトウェア

メール・Webスタンダードサービスのサーバーでは次のソフトウェアを使用しています。

  ソフトウェア名 ポート番号
OS Linux -
Webサーバー Apache 80または443(SSL)
FTPサーバー ProFTPD アクティブモード:20または21
パッシブモード:62900~62999
メールサーバー
netqmail+dovecot SMTP:25または587または465(SSL)
POP3:110または995(SSL)
IMAP:143または993(SSL)
メーリングリスト ezmlm -

113ポートはCLOSEしています。

8. ディスク容量

ディスク容量は以下のプランでのご提供となります。

・300GB

Webユーザー、メールユーザーそれぞれ1MB単位で割り当てができます。
作成したWebユーザー、メールユーザーで個々に容量制限を設けることができます。
ディスク使用容量が80%を超えた場合、その旨を通知するメールが送られます。
通知メールが送信される場合は次のとおりです。

  • ご契約サーバー全体のWeb/メールそれぞれの使用可能容量の80%を超えた場合、サイト管理者宛てに通知メール通知
  • メールユーザーに設定された使用可能容量の80%を超えた場合、メールユーザー宛てにメール通知

ディスク使用量はサーバー上に置かれているファイルのデータ量そのままではなく、使用されているハードディスクのブロックサイズ単位で計算されております。
このため、サイズの小さなファイルを大量にサーバー上に置いている場合、ファイルのデータ量より多くの容量がディスク使用量として計算されてしまいます。
また、サイズの小さなファイルを大量に設置された場合、ご契約ディスク容量に満たない場合でも、使用できなくなる場合があります。
こちらにつきましてはファイルシステムの仕様上避けることができませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。 特に、メールは1通毎に1ファイルとして保存されるので、サーバー上に大量に残すと、ディスク容量が多く使用されます。

9. ファイル数の制限

システムとしてのディレクトリ/ファイル数の制限値は20,000,000となっております。
ただし、1ディレクトリに大量のファイルを設置した場合、非常にパフォーマンスが低下いたしますので、安定運用の目安として1ディレクトリのファイル設置数は10,000以下を推奨しております。制限に抵触した場合、次のようなエラーメッセージが表示されます(ご使用中のFTPソフトウェアによって表示が多少異なります)。

550 : Disk quota exceeded

本制限値は定常的にすべてのお客様がこの値を利用できることを保証するものではありません。
本制限値は運用上の理由で変更される場合があります。

10. サーバーへの集中的な接続による高負荷対策

サーバーへの集中的な接続による負荷軽減のため、サーバーの機能ごと(Webサーバー/FTPサーバー)に同時接続数制限および接続のタイムアウトを設定しております。各サーバーの機能への制限値を超えた場合、接続はできません。

11. PHPバージョンアップに関する方針

PHPのバージョンアップに際して、http://www.php.net/より提供されている正式版を適用しており、その他の団体や個人から提供されているパッチに関しましては、基本的に適用しない方針で運用を行なっております。これはパッチによる修正の影響範囲を把握しきれないなどの理由を考慮しているためです。
また、対応の必要がないとサービス提供側が判断した場合、サーバーの安定運用を優先して旧バージョンでの運用を継続する場合があります。