ファイル転送~ディレクトリ構造

1. サイト管理者・Web特権ユーザー用ディレクトリ

サイト管理者がFTPでサーバーに接続した時にアクセスできるディレクトリ構造です。
2019年8月29日の httpsのドキュメントルートに関する仕様変更により、以下の注意点がございます。

SSLの利用有無 ドキュメントルートの場所
HTTPSを利用していない場合 /homeと /cgi-binが HTTP接続で利用されます
2019年8月28日以前に HTTPSを利用開始した場合 /home と /cgi-binが HTTP接続で利用されます
/ssl 以下が HTTPS接続で利用されます
/ssl 以下は HTTPSの利用を停止すると削除されます
2019年8月29日以降に HTTPSを利用開始した場合
/home と /cgi-bin が HTTP・HTTPS接続で利用されます

ディレクトリ		                        パーミッション		主な用途
	  /(ルートディレクトリ)
	  |
	  +-------------------	home		700 (rwx------)		HTML・CGI・PHP・SSI
	  |
	  +-------------------	cgi-bin		700 (rwx------)		お客様のCGI
	  |
	  +-------------------	cgi-def		700 (rwx------)		サービス提供側CGI	  	 	 
	  |
	  +-------------------	app-def		700 (rwx------)		サービス提供側PHP
	  |
	  +-------------------	data	                700 (rwx------)		Web上で非公開のファイル
	  | 	  	  	 
	  +-------------------	anonymous	750 (rwxr-x---)		AnonymousFTP
	  | 	  	  	 
	  +-------------------	log       755 (rwxr-xr-x) 	
	  |				| 	  	 
	  |				+--    www  700 (rwx------)		Webのログファイル
	  |				| 	  	 
	  |				+--    ftp    700 (rwx------)		FTPのログファイル
	  |
	  +-------------------	.well-known	700 (rwx------)		SSL証明書の認証
	  | 	  	  	 
== 2019年8月29日以降に HTTPSを利用開始された場合、/ssl以下のフォルダーは存在しません ==
	  | 	  	  	 
	  +--------- ssl             755 (rwxr-xr-x) 	 
			 | 	  	 
			 +-- home    700 (rwx------)		HTML・CGI・PHP・SSI (SSL)
			 | 	  	 
			 +-- cgi-bin 700 (rwx------)		お客様のCGI (SSL)
			 |
			 +--	cgi-def 700 (rwx------)		サービス提供側CGI(SSL)
			 | 
			 +--	app-def 700 (rwx------)		サービス提供側PHP(SSL)
			 | 	  	  
			 +-- data    700 (rwx------)		Web上で非公開のファイル (SSL

サイト管理者とWeb特権ユーザーは上記のディレクトリを共有します。設置したファイルはサイト管理者の持ち物として扱われ、サイト管理者のディスク領域を使用します。

各ディレクトリのパーミッションは変更しないでください。制限の弱いパーミッションに変更すると、第三者による不正アクセスや攻撃の標的となるリスクが発生しやすくなります。

各ディレクトリの用途は以下のとおりです。

  • / (ルートディレクトリ)
    お客様のディスク領域において一番上の階層となるディレクトリです。

  • /home
    ホームページのコンテンツを置くディレクトリです。HTMLだけでなく、CGI・PHP・SSIを使用したコンテンツも設置できます。
    このディレクトリがホームページのドキュメントルートになります。
    2019年8月29日以降に HTTPSを利用開始された場合、HTTPSのドキュメントルートにもなります。

  • /cgi-bin
    お客様のCGIを置くディレクトリです。CGIは /home に置いても動作します。必ずこのディレクトリに置かなければならないということはありません。

  • /cgi-def
    サービス提供側CGI(Perl・RubyなどCGIとして動作するアプリケーション)が置かれるディレクトリです。このディレクトリにはお客様のコンテンツを設置しないことを推奨いたします。

  • /app-def
    サービス提供側PHPが置かれるディレクトリです。このディレクトリにはお客様のコンテンツを設置しないことを推奨いたします。

  • /data
    インターネットから直接アクセスされたくないファイルを置くディレクトリです。インターネットに公開する必要がないファイルはこのディレクトリに設置することを推奨いたします。
    また、CGI・SSIを利用した場合はこのディレクトリ配下のファイルにもアクセス可能ですので、CGI・SSIのデータファイルを設置する用途にもご利用いただけます。

  • /anonymous
    AnonymousFTP用のディレクトリです。AnonymousFTP機能をONにしてこのディレクトリ内にファイルを置くと、そのファイルをAnonymousFTPでダウンロードできるようになります。

  • /log/www
    Webのログファイルが置かれるディレクトリです。

  • /log/ftp
    FTPのログファイルが置かれるディレクトリです。

  • /.well-known
    SSLサーバー証明書発行申請時に使用する認証ファイルを置くディレクトリです。

  • /ssl/home (SSLご利用時のみ)
    SSLコンテンツ用の/homeです。仕様・用途は/homeと同様です。
    2019年8月29日以降にHTTPSを利用開始された場合、/ssl以下のフォルダーは存在しません。

  • /ssl/cgi-bin (SSLご利用時のみ)
    SSLコンテンツ用の/cgi-binです。仕様・用途は/cgi-binと同様です。
    2019年8月29日以降にHTTPSを利用開始された場合、/ssl以下のフォルダーは存在しません。 

  • /ssl/cgi-def (SSLご利用時のみ)
    SSLコンテンツ用の/cgi-defです。仕様・用途は/cgi-defと同様です。httpsドキュメントルート統合後は /sslは無くなります。

  • /ssl/app-def (SSLご利用時のみ)
    SSLコンテンツ用の/app-defです。仕様・用途は/app-defと同様です。httpsドキュメントルート統合後は /sslは無くなります。

  • /ssl/data (SSLご利用時のみ)
    SSLコンテンツ用の /data です。仕様・用途は /data と同様です。httpsドキュメントルート統合後は /sslは無くなります。

2. Webユーザー用ディレクトリ

WebユーザーがFTPでサーバーに接続したときにアクセスできるディレクトリ構造です。サブディレクトリはありません。

ディレクトリ パーミッション 主な用途
/ - HTML

ディレクトリの用途は以下のとおりです。

  • / (ルートディレクトリ)
    ホームページのコンテンツを置くディレクトリです。 CGI・PHPを使うことはできません。
    Webユーザーにはそれぞれ個別のルートディレクトリが割り当てられます。FTPで接続したときはルートディレクトリとして見えますが、実体はサイト管理者・Web特権ユーザー・他のWebユーザーがFTPで接続したときに見えるルートディレクトリとは別のディレクトリであるため、自分以外のルートディレクトリにはアクセスできません。