ホワイトリスト/ブラックリスト

1. 概要

迷惑メールフィルターの例外設定ができます。
「ホワイトリスト」では、任意のメールアドレスを設定することで、迷惑メールフィルターによる
自動判定を介さずに受信できます。
「ブラックリスト」では、任意のメールアドレスを設定することで、迷惑メールフィルターによる
自動判定を介さずとも、迷惑メールとして判定します。

2. 仕様

  • 各リストは、改行区切りで登録します。
  • 各リストは、1行につき256文字まで入力できます。
  • 各リストは、最大300行まで設定できます。

3. 判定の条件

  • 本機能では、メールヘッダー内に記述されているFromを参照し、ブラックリスト/ホワイトリスト判定をします。
    - ヘッダーFromは大文字小文字を区別しません。
    - ヘッダーFromを取得できない場合は、エンベロープFromを参照の上判定します。
    - ヘッダーFromに名前フィールドがある場合、メールアドレス部分を参照の上判定します。
    例) ヘッダーFromが「NAME < localpart@domain >」であった場合、
    "localpart@domain"部分とホワイトリスト、ブラックリストの内容を比較

  • ホワイトリストとして設定されたメールアドレス、またはドメインから送信されたメールは、
    「迷惑メールではない」と判定します。(正確には判定自体を実施しません)
  • ブラックリストとして設定されたメールアドレス、またはドメインから送信されたメールは、
    「迷惑メール」と判定します。
  • ご契約のドメインのメールユーザーを使用し、
    ポート587番(SUBMISSION)および465番(SMTP over SSL)から送信された場合、
    ホワイトリスト/ブラックリストに関係なく「迷惑メールでない」と判定します。

4. 注意事項

  • メールが隔離された場合、自動返信およびメール転送は行われません。
  • 各リストはそれぞれ最大300行まで設定できますが、最大値を超過した場合は設定が反映されません。
  • 同一のメールアドレスを両方のリストに登録した場合、ホワイトリストの方が優先されます。
    ブラックリストの一覧からは自動削除されます。

5. 設定方法

管理者(kanri@お客さまドメイン)は、メールネージャーからホワイトリスト/ブラックリスト設定を行えます。
また、本機能の利用にあたり、「迷惑メールフィルター ON-OFF」を「ON」に設定してください。

[ホワイトリスト]
ホワイトリストに登録することで、指定のメールアドレスからのメールを自動隔離しないように設定できます。
次のようにドメイン単位で指定できます。(ワイルドカードが指定できます。)
例)
*@domain.co.jp
*@*.domain.co.jp
localpart-*@domain.co.jp
*-localpart@domain.co.jp

[ブラックリスト(メールアドレス)]
次のようにドメイン単位で指定できます。(ワイルドカードが指定できます。)
例)
*@domain.co.jp
*@*.domain.co.jp
localpart-*@domain.co.jp
*-localpart@domain.co.jp

[ブラックリスト(件名)]
設定した文字列が件名に含まれていた場合、迷惑メールとして処理します。
正規表現は使用できません。

[ブラックリストの受信を拒否する]
ブラックリストで設定したメールアドレスからの送信メール、文字列が件名に含まれていた場合 メールサーバーで受信拒否します。

  • ブラウザーを起動し、メールマネージャー(メールサーバー管理者用)にアクセスします。
    アクセス方法については こちら を参照してください。


  • 画面(メールマネージャー)左メニューより
    メール管理 > 迷惑メールフィルター管理 > ホワイトリスト/ブラックリスト
    を選択します。

    左メニュー画像

  • 迷惑メールを隔離する設定画面が表示されます。

    機能設定画面

    各項目それぞれ入力が終わりましたら、 [設定変更] をクリックします。


  • 正常に動作が行われた場合は、以下の画面が表示されます。

    処理完了画面

    以上でホワイトリスト/ブラックリストの設定は完了です。